こんにちは、カドヤです。
現在はまったくの甲斐性なしである私ですが、以前は偉そうにも東証一部上場企業でサラリーマンをしていました。
そんなワケもあってかなくてか、よく分かりませんが、最近の大卒サラリーマンとしてはなかなか早めの20代半ばにして結婚しました。たしか大学を卒業してから3年経たないぐらいの時期だったと思います。学生時代から付き合っていた彼女と結婚することができました。結婚して数年経ちますが、今も二人仲良くやってます。
今回は、”東証一部上場企業サラリーマン”→→→”甲斐性なし”に華麗な転身を遂げた(笑)、私だからこそ言える、夫婦関係のことについて書こうかと思います。
これから「独立するぞー!」とか、「会社やめてやるー!」と思っている既婚サラリーマンの方の参考になればと思います。
夫の”転落”
私のプロフィールを簡単にご紹介すると。
学生時代:私立大学の理系学部卒
会社員時代:東証一部上場企業の本社勤務
現在の状況:個人事業主として独立。(収入半減←)
簡単に書くと、こんな感じです。
正直に言って、我ながら”上手く生きている”とは思いません。もう少し計画的な人なら、個人事業主になる前に、サラリーマン時代の収入と同じ、あるいは上回ってから独立すると思います。ところが、人生を”勢い”で生きてしまっている私は、「ギリギリ生きていけるライン」を超えてすぐに独立してしまいました。
今さら後悔はしていませんが、聞く人によっては”勇み足”だと思う方も多いと思います。もし、私の友人がそんな状態でサラリーマンをやめようとしていたら、今の私なら間違いなくものすごい勢いで止めると思います笑
夫婦関係を良好に保つには
ここからが今回の本題です。
私のような既婚サラリーマンが、勢いだけで独立したのちに収入が減ってしまった状況において、大きな喧嘩や別れ話もなく、夫婦関係を良好に保てたのには2つの理由があると思います。
⒈生活レベルを落とさない
私たち夫婦は共働きをしています。私の妻はとある国家資格を持っていて、いつ仕事を辞めても再就職が容易な安定したサラリーマンです。以前は私の手取り収入の方が圧倒的に多かったのですが、最近は正直、妻の方が収入が多くなってしまっています。
私がサラリーマンだった時からお互いの財布は別々で管理していて、食費&外食費は奥さん、その他、家賃、光熱費などはすべて私が払うという役割分担をしています。現在私の収入は減りましたが、同じ分担のまま生活をしています。
実は夫婦関係の中で、私が唯一とても大切にしていることがコレです。良い関係を続けるには、”自分が泥水をすすってでも生活レベルは落とさない”という思いが大事だと思います。要は自分が我慢しましょうってことです。世の常ですが、いくら夫婦であろうと、”お金は縁の切れ目”です。特に生活レベルが下がること(外食できないとか、めったに旅行に行けないとか…)を女性は心底嫌います。夫のワガママに付き合って生活レベルが著しく下がったとあっては、絶交されてもおかしくないぐらいです。
自分が苦しいとき身近な家族にも我慢しいることは簡単です。しかし、そこは例え収入が減って自分の趣味や行動が制限されたとしても、一家の大黒柱としての役割を頑なに維持するべきだと私は思います。
私たち夫婦が、私の収入が減ったいまも昔と同じ関係性を保っていられるのは、この”お金”に関する部分をしっかりしていることが、理由の半分ぐらいを占めていると思います。また、これは結果論ですが、各々の財布を別々に管理しているため、私の収入が半減したことによる妻の心理的ダメージが非常に少なく済んでいるのも幸いでした。
⒉お互いの学生時代を知っている
学生時代、私も奥さんもアルバイトをしていましたが、お互いサークルやら飲み会やらで忙しい毎日を送っていたので、基本的にお金はありませんでした。
しかし、若い男女ですから、お金がなくてもデートや旅行には行きたいものです。なので、特に私は常にギリギリの生活をしていました。ただでさえ安い学食での昼食を抜いてまで節約する程に貧困していました。バイトも最大4つほど掛け持っていたと思います。
そんな私と一緒に、雨の中をバイクに乗って旅行を楽しんだり、寒い冬の屋外をプラプラとデートしたり、お金のない状況下での幸せな体験があったからこそ、今の関係があるのだと思います。すでに貧乏で情けない姿を学生時代に見せているので、再度貧乏になっても妻からすれば良い意味で”見慣れている”のかもしれません。学生当時はお互い若いですし、どんな貧乏でも一緒にいれば楽しいものですので、その”悪くないイメージ”が残っているのでしょう。
逆にいうと、社会人になってから出会った女性と結婚した方は要注意です。あなたが一時的にでも貧乏だったり、お金のやりくりに困っている姿を見たことがない可能性があります。独立した後もお金に困るような場面は無いに越したことはないのですが、お金のやりくりに悩んでいるあなたを見て、そんな姿を初めて見る奥さんはあなたが思っている以上にショックを受ける可能性があることを覚えておきましょう。もし私のように学生時代などにお金に困りながらも楽しく遊んでいたような話があれば、ちょくちょく奥さんに話してあげると良いかもしれません。
まとめ
これは私が会社を退職する前によく妻に言われたのですが…。
”「幸せな家庭を気づくことが私の夢」だから私の夢も尊重してほしい”
これを妻に言われてグウの音も出なかったことを覚えています。独立を目指している方は「自分の夢」をひたむきに追いかけている力強い方だと思います。ただ、「奥さんの夢」も同時に叶えられるように最大限の努力したほうがフェアですし、夫としてよりカッコいいと思います。
最後に、記事を分かりやすくするために「~が独立”失敗”したとき~」のようなタイトルにしましたが、念のため私から一言。
まだ、失敗したと思ってないから!!
ではでは。